香典の書き方・金額・渡し方のマナー

葬儀といえば付きものなのが「香典」です。

格好は喪服でいいとしても、心配なのが香典です。

いくら入れればいいの?香典袋はどんなものがいいの?渡し方に失礼があったらどうしよう?考えると限がありません。

しかも日本全国一律かというとそうではなく、地域によって微妙に差があり、香典は葬儀に参列する人にとっての大きな悩み事であるといえます。

今回はそんな香典問題の中でも特に「香典袋の書き方」「金額」「渡し方」について説明します。

物事はコツを掴めば簡単なのですが、年配の人も香典で悩んでしまうあたり、香典のコツはかなり難しいのかも?

まずはこれ!香典袋はどれを選べばいいの?

コンビニやスーパーに足を運んで香典袋のコーナーを見れば、そこに置いてある種類に愕然とするのではないでしょうか。

葬儀ですから明らかにお祝い事の袋は外すとしても、かなりの種類があります。

袋の簡単に水引きが印刷されたものや、水引きが豪華な銀色の紐などでこしらえてあるものなど、香典袋の選択肢はかなり広いといえます。

基本的に葬儀用の香典袋であればどれでもいいのですが、一応、香典袋には「金額に合わせる」というマナーがあります。

紙に水引きが印刷された香典袋は千円から一万円までの金額を入れる時に使い、水引きが銀糸などでしっかり作られているものは一万円以上の金額を入れる時に使います。

千円程度の金額を入れて通夜にお金を持って行くとして、香典袋の方が豪華だとアンバランスに感じませんか?

千円や二千円くらいの金額だと、かえって香典袋の方が高くついたのでは?と思ってしまいますよね。ですから、一万円以上の額、つまり高額を入れるなら立派な香典袋、数千円程度の金額を入れるなら水引きが印刷してある香典袋という形で使い分けます。

ただしこれはあくまで一般論で、絶対ではありません。

例えば地域の葬儀店によっては「うちの地域では五千円以上は印刷した香典袋ではなく銀糸の水引きがついているものを使いますよ」と言われることも珍しくありません。

また、一万円以上入っているのに水引きを印刷してある質素な袋で持ってくる人もいます。

このあたりは地域やそれぞれの人の考え方にもよりますので、一概には言えません。

加えて、水引きが飾りとしてついていると大勢が列席する葬儀では事務処理に手間がかかるということで印刷された香典袋が推奨されることもあります。

信仰や宗派によって香典袋に違いはあるの?

基本は入れる金額で「印刷?それとも水引きがついたもの?」を判断して差し支えありませんが、自分の住んでいる地域とかなり離れた地域の葬儀に出席するのであれば、葬儀の礼儀自体が違う可能性がありますので、そちらの地方の葬儀店や葬儀場に確認の電話を入れたいところです。

相手の信仰によっても袋は異なります。

蓮の花が印刷されているものは仏教式用になります。

キリスト教用の香典袋は十字架や百合の花、神道は蓮の花の印刷のない水引きだけのもので対応します。

相手の信仰がわからない場合は無地の香典袋を購入するのがいいでしょう。

香典袋の書き方とは?

香典袋の書き方は、相手の信仰によってあまり変わることはありません。

相手方が仏教式なのか?それとも神道式なのか?によって香典袋を変えるのは一般的ですが、香典袋の書き方にはとても簡単なコツがあります。

表の水引きより下側には会葬者のフルネームを記載します。例えば旦那さんが葬儀にお呼ばれした場合は旦那さんの名前を記載します。

旦那さんがどうしても出席できず奥さんが出席する場合でも奥さんの名前ではなく基本は旦那さん(呼ばれた人)の名前を書きます。

水引きの上部には、キリスト教であれば「御花料」神道式であれば「御神前」などが一般的です。

日本で最も多い仏教式では「ご霊前」という記載が一般的になります。

香典袋の中には「御仏前」と記載されたものもありますが、こちらは四十九日以降に使う香典袋ですので、葬儀では使いません。

香典袋の裏には金額と名前、できれば受け取った喪主側が困らないように住所も記載しておきましょう。金額は漢数字を使います。

これらの記載はボールペンや鉛筆はNG筆あるいは筆ペンで書きます。

自宅に一本は筆ペンを用意しておきましょう。

香典袋にはいくら入れればいいの?

香典袋の書き方や選び方がわかっても、悩ましいのは中に入れるお金の額。

実はこの香典袋に入れる額というものに決まりはなく、親であれば3万円から10万円兄弟やその他の親族であれば1万円から5万円くらいが相場であるといわれます。

ただ、付き合いの深さにもよりますし、それぞれの地域の習慣にもよりますので、一概に「いくら」と言い切ることはなかなかできません。

不安であれば葬儀に出席する他の親族にこっそり金額を尋ねるのもいいでしょう。

また、地域の葬儀店葬儀会場は相場を把握していることが多いので「こういった場合はいくらくらい包むのがいいでしょうか」と相談してみるのもいいですね。

この他に、同僚であれば会社の人たちと相談して同額程度を、近所の人であれば1万円以内が相場といわれています。

香典袋の渡し方で気をつけることは?

香典袋は袋のまま持って行くのではなく、袱紗に包んで持って行き、相手方に渡す時に袱紗から取り出すのがマナーです。

「バッグに入れているからいいのでは?」と思うかもしれないですが、バッグの中で香典袋にしわがついてしまうかもしれないですよね。

相手に渡す時にしわがついているとあまり良い印象はないことでしょう。

だからこそ汚さないように袱紗に入れて持ち歩き渡す時は袱紗から取り出すことが基本です。

袱紗は色々な色柄のものが売られていますが、葬儀はお祝い事ではありませんから、赤や桃色などの華やかな色は避けましょう。

紫や緑、青、鼠色など、落ち着いた深い色合いのものを使うのがいいですね。

お祝い事と葬儀の袱紗を一つで使い回しをすることはNGです。葬儀用とお祝い事用で別々に用意しましょう。

袱紗の形はどれを選んでも特に問題はありません。ハンカチ状のものや金封のものなど、使いやすい形状のものを選んでください。

最後に

葬儀の難しいところは、地域によってかなり差があるというところです。

全国一律で金額や袱紗の色が決めてあれば話は簡単なのですが、地域によって考え方に違いがあります。

また、香典袋も宗派や信仰によって変わってくるため、非常に悩ましい問題です。

確実なのは、葬儀をとり行う地域の葬儀店や知人、葬儀会場に確認することです。

聞くことは決して恥ずかしいことではありません。

「そちらの地域ではどのくらいが相場ですか?」と確認すれば、それだけその地域のマナーに添った香典を用意することができます。

確かに少し手間がかかりますが、失敗したくない場合はお勧めしたい方法です。

宇都宮市民葬祭

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