身内に不幸があった際の役所への手続きの仕方

皆さんが美容院に行く時には、おそらく事前に予約を入れるのではないでしょうか。

「○月○日の○時に伺います」

予約などによって事前にはっきりスケジュールがわかっていると、慌てることなく時間に合わせてしっかり準備ができます。美容院に行くにも、今の季節だと女性はしっかり日焼け止めを塗るのではないでしょうか。帽子をかぶって準備万端で美容院へ。これはあらかじめ日時がわかっているからこそできることです。

しかし世の中には、予約も何も通じない突発的な出来事が起きることがあります。

突発的な出来事の代表格が「人の死」ではないでしょうか。人に死に予約はありません。長らく病気を患っていたとしても、その日のその時間に亡くなることをあらかじめ予測することはできません。日焼け止めを塗っている時間もないですし、帽子をかぶって準備万端とはいきません。このように、人の死はあらかじめ予想できないからこそ非常に慌ただしいものになるのです。

今回は人が亡くなってすぐにすべき手続きを中心に解説いたします。慌ただしい中でこれだけおさえておけば一安心です。

家族がなくなったら?慌ただしい日本の葬儀事情

家族が亡くなったら、まずは何をしなければならないと思いますか。歳を重ねて何度も家族や友人、知人、親族の死の場面に立ち会っている人であればまず何からはじめればいいかすらすら言えるかもしれません。しかし、世の中のほとんどの人はそう何度も人の死を経験してはいません。通常の仕事のように反復できるほど死にまつわる手続きには慣れていないはずです。

じっくり考えれば「これからはじめたら効率がよさそうだ」ということも思いつくかもしれません。しかし人が亡くなったら、ほとんどの場合はゆっくり考えている時間はありません。なぜかというと、「故人を連れ帰らなければならない」「亡くなった」という二つの理由があるからです。

例えば病院で亡くなった場合、その病院には他にも患者さんがいます。他にもたくさんの患者さんがいるからこそ病床を空けなければいけません。霊安室に移された後も、病院という場所柄すぐに他家の方が亡くなることも珍しくありません。「家族が亡くなったらどうすればいいのだろう・・・」「じっくり考えよう」とのんびりしていると、次の方が亡くなって場所が無いという事態になりかねないのです。だからこそ家族は病院で死を悼む時間もなく、故人を搬送して大急ぎで葬儀の準備や諸手続にかからなければいけません。

人の死が慌ただしいのは、「病院の場所の問題」だけではありません。あまり考えたくないことですが・・・人が亡くなると、少しずつ腐敗がはじまります。「葬儀をどうすればいいかな」「ゆっくり考えよう」とのんびりしていると、葬儀がはじまる前に大変なことになってしまいます。家族が亡くなったら迅速に行動。じっくり考えている時間はないということを覚えておかなければいけません。

しかし、葬儀に慣れない人だと、じっくり考える時間がないと言われてしまっても、まず何をしていいかわからないことでしょう。そこで、家族が亡くなったら真っ先にしておきたい優先事項を3つお伝えします。これだけは迅速に行ってください。

1、葬儀場をおさえる

多くの葬儀場は遺体の安置場をかねるか、遺体安置場を所有しています。もちろん家に連れ帰っても差し支えありません。ただ、近年は家族の遺体を家に連れ帰らず、そのまま葬儀場の安置室へ搬送するケースが増えています。なぜかというと、遺体を安置するためには祭壇を組み立てたりするなどの準備が必要な他、耳の早い人であれば自宅にすぐ手を合わせに来てしまうことがあるからです。家族が亡くなった時はばたばたしていて家の掃除もままならないという状況がほとんどでしょうから、他人に家を見られたくないという人も少なからず存在します。

葬儀場に遺体を搬送してまず葬儀の式場をおさえてしまえば遺体を葬儀場の安置室に安置できますし、手を合わせにいく人も葬儀場の方に行ってくれます。葬儀場では手を合わせにきた人たちの対応を葬儀場の係りの人が手伝ってくれることも多いです。

家族が亡くなった場合「どこの遺体を搬送するか」が決まらなければ、遺体を動かしようがありません。だからこそ遺体を安置でき、すぐに葬儀もできるように葬儀場をおさえてしまう必用があるのです。

2、死亡届を提出する

複数人動ける家族がいるなら、葬儀場をおさえると同時に提出しても差し支えありません。自治体の役所には死亡届などの受理のために夜間窓口が存在します。その夜間窓口に印鑑と医師の診断書などを持って死亡したことを届け出します。

死亡届を提出しないと葬儀に進めませんので要注意です。

3、死体火葬埋葬許可証をもらう

これは一般的に死亡届と同時に行います。死亡届を提出しただけでは遺体を火葬し埋葬することはできません。この許可証をもらってはじめて火葬と埋葬が可能になります。

ほとんどの自治体は死亡届を提出すると一連の流れとして許可証の発行手続きもしてくれます。この他にも年金や相続手続き、給付金の手続きなどの案内をくれる自治体も多いです。これらの手続きは死亡届と同時にしなければならないなどの制約はありませんので、念のために期限はあるかどうかを確認し葬儀が終わってから改めて手続きをするようにしましょう。

許可証をもらったら葬儀場の担当や親族と相談の上で葬儀や火葬の日程を決めることになります。急務としては「葬儀の流れの中で必用になる手続きを先にこなしておく」ことになります。このポイントだけをおさえておけば、後はそれぞれの手続き期限に合わせて手続きを進めていきましょう。

最後に

家族が亡くなった際の役所への手続きの仕方についてお話ししました。

基本的な流れは「①遺体の搬送先を決める(葬儀場をおさえる)②死亡届の提出③同時に火葬埋葬許可証をもらう④葬儀や火葬の日取りを決めて予約を行う」になります。慌ただしいですが、とりあえず急務の手続きは①から④です。この他にも故人が生前どんなサービスを利用していたかによって葬儀後に各種の手続きをこなすことになります。急ぎのものから優先順位をつけてこなしていきましょう。

死亡後の手続きに忘れてはならないのが印鑑と死亡届です。念のために本人確認書類や通帳などを持ち歩いていると、役所によっては一緒にできる手続きを案内してくれることがあります。ほとんどは書面に簡単な記入をして手続きとなりますので、家族が亡くなり慌てる気持ちはあって当然ですが、段取りゆく順番にこなしていきましょう。

宇都宮市民葬祭

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