小さなお子さまを連れてお墓参りをするときの注意点

お墓参りは先祖を敬うと共に、家族の結束を固くする大切な行事です。

もちろんお墓参りは強制されるものではなく、結束を強める行事は他にも存在することでしょう。毎年、家族で賑やかに節分の豆まきをするご家庭では、それも一つの家族の結束を強める行事と言えるのではないでしょうか。しかしお墓参りは、昔から「一族」や「親族」の絆という側面で重視されていた歴史があります。人生の節目や一族の行事、彼岸やお盆などにお墓参りをすることにより、先祖に感謝し、家族の結びつきや血縁を再確認していたのです。

お墓参りは「家族」「一族」「絆を強固にする」ものですから、お年寄りから子供まで、家族の皆で足を運ぶことが望ましいです。しかしお父さんお母さんは、小さなお子さまをお墓に連れて行くことに不安感を抱くことが多いようです。お墓は特別な場所という意識があるからこそ「子供が何かしてしまったらどうしよう」と考えて、心配してしまうのです。心配する気持ちはわかりますが、小さなお子さまだって家族の一員です。そろってお墓参りしたいですね。

小さなお子さまを連れてお墓参りをする時の注意点について説明します。この5つの注意点だけはおさえておきましょう。

小さなお子さまを連れてお墓参り!5つの注意点とは

小さなお子さまは目を離すと何をするかわかりません。近所のスーパーマーケットに買い物に行くだけでも大仕事です。カートを押して遊ぼうとしたり、目を離した隙に自分好みのお菓子を買い物かごに入れたり、迷子になったりと、お父さんやお母さんはまったく油断できません。お店に行くとお母さんたちが「こら、走らないの!」とお子さまに注意していたり、お父さんが走り出そうとするお子さまを慌てて抱っこしたりと、可愛らしくも賑やかな光景を目にすることがあります。スーパーの中という公共の場、お父さんやお母さんは気を抜くことができないといった様子です。

ましてや、それが「お墓」という日本人が大切にしている場所であればどうでしょう。周囲へ迷惑をかけないか、子供が何かしてしまわないか、とても心配になるのは仕方のないことです。加えて、お墓には彼岸やお盆といったお墓参りの方だけでなく、親族を亡くしたばかりの方もいらっしゃいます。子供が大声で笑ったり、遊びまわったりすることにより心の傷を抉ってしまうのではないかとも、ご両親は心配することでしょう。

色々考えた結果、子供がある程度大きくなってからお墓参りをさせようと考えるお父さんやお母さんもいらっしゃいます。しかし前述したように、お墓参りには「先祖を敬う」「家族の絆を強める」という意味があります。季節のお墓参りは、四季の風情や日本人の伝統感を子供に教えるという意味でも重要なことです。食育ならぬ伝統育として、小さな頃から是非とも大人と一緒にお墓参りをさせたいところです。

小さなお子さまを連れてお墓参りをすることは、伝統や敬いの心を培うという面でプラスになることでしょう。もちろん小さなお子さまがいるからといってお墓参りを遠慮してくださいということはありません。簡単な注意点を守り、ご両親と一緒に是非お墓参りをしてみてください。

注意したい点は以下のような注意点です。

  1.  お墓がどんな場所か教えておく
  2.  お墓参りにどんな意味があるか子供に話す
  3.  お墓は公共の場所であることを子供に話す
  4.  大声を上げたり遊んだりしないよう言い聞かせる
  5.  お墓やお供え物にみだりに触れないよう言い聞かせる

子供に注意点をきちんと説明することで心を育む

小さなお子さまを連れてお墓参りをする上で大切なのは、「まだ小さいからわからないだろう」とお墓参りについて何も話さないのではなく、どんなに小さくてもお墓参りの意味や注意点をきちんとお子さまに伝えることです。前述したように、お墓参りには先祖を敬うという意味や家族の絆を強固にするという意味があります。しかし小さなお子さまをお墓参りに連れて行くということには、さらなる意味があります。

日本の心や風情、亡き人を敬うこと。お墓は大切な場所であり、お墓参りには意味があるからこそ長い歴史の中で大切にされてきたこと。お墓参りについてお子さまに伝えることにより、心の成長も促します。大切なことだからこそ「小さいから話さない」ではなく「小さくてもいずれわかってくれるだろうから、何度も話す」と考えてみてはいかがでしょう。お墓参りが子供の心を豊かにするきっかけになる可能性があるのです。

ここからは、注意点をもう少し詳しく解説します。具体的にこんなことに注意するよう、お子さんにご両親の言葉で話して差し上げてください。

  • お墓がどんな場所か教えておく
  • お墓参りにどんな意味があるか子供に話す

お墓は先祖が眠る大切な場所であることや、死者を悼む大切な場所でもあることを伝えてください。大切な場所なので遊び場ではなく、真摯な態度と礼節が必要になることも伝えましょう。また、お子さまが小さくても、お墓参りの手順などを教えてあげてください。お花の供え方、手の合わせ方など、簡単なことから一緒に実践してみると、お子さまのお墓に対する理解が深まります。

  • お墓は公共の場所であることを子供に話す
  • 大声を上げたり遊んだりしないよう言い聞かせる

お墓参りは彼岸や年末年始以外にも足を運ぶ場所です。中には家族を亡くしたばかりの方もいらっしゃいますし、納骨などでいらっしゃっている方もいます。たくさんの人が色々な思いを持ってやって来る場所だからこそ、大声で笑ったり、走り回ったり、お墓の段差でジャンプしたりといった遊びはNGです。お墓参りをする前に「お墓に行く時のお約束は?」とお子さまとマナーをおさらいしてみてください。

  • お墓やお供え物にみだりに触れないよう言い聞かせる

お墓で墓石やお供え物にべたべた触れることはNGです。特に他家のお墓に触れてしまうことは控えましょう。マナー違反というだけでなく、墓石が倒れるなどの事故に繋がる可能性があります。お子さまとお墓参りをする前に「お供え物に触るのは?」「だめ!」「他家のお墓に入ったり触ったりするのは?」「だめなこと!」と、確認しておくことをお忘れなく。

最後に

小さなお子さまを連れてのお墓参りは気をつかうことでしょう。しかし、小さなお子さまだって家族の一員です。そして将来的にはお墓を守る立場です。「小さいから控える」ではなく、「小さいけれど注意点を言い聞かせて一緒に」お墓参りしてはいかがでしょうか。

お墓は日本人が大切にしてきた場所です。お墓参りも、歴史の中で大切にしてきました。食育が盛んに議論される昨今だからこそ、「心育」「伝統育」の一環として、生活の中にお子さまとのお墓参りを取り入れるのはいかがでしょうか。

宇都宮市民葬祭

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