喪中の期間とやってはいけない行事について

喪中とは一般的に「死者を悼み」「楽しい会や華々しい会への出席は遠慮し」「派手なことを控え」「心静かに喪に服す」期間をいいます。

よく神道の忌中と勘違いされますが、喪中と忌中はまったく別の考え方です。

家族が亡くなった方。そして知り合いの家族が亡くなった方は、周囲との関わり方について首を傾げることも多いのではないでしょうか。

喪中については「こんなことをしては駄目」「こういったことは控えましょう」というタブーが多く出回っていますが、これらは地方やそれぞれの家の考え方によっては異なるところです。

また、期間はどのくらいなのかについても難しいところがあります。

喪中の期間とは具体的にどのくらいの期間なのか?そして喪中にしてはいけないことは何なのか?喪中の知人に接する上で気をつけるべきことはどんなことなのか?についてお話しします。

地域によって喪中の期間や考え方は変わる

まず喪中の期間についてですが、これについては地方によっても変わってきます。

一番よいのはそれぞれの地域のお年寄り葬儀会社に確認してもらうことなのです。

一般論としての喪中期間は、

  • 父母が亡くなった場合 半年から13カ月
  • 兄弟姉妹が亡くなった場合 1カ月から6カ月
  • 祖父母が亡くなった場合 3カ月6カ月
  • 自分の子が亡くなった場合 3カ月から1年

となります。

養父母であれば父母と同様に考え、養子であれば自分の子、養子の兄弟姉妹であれば兄弟姉妹と同様に考えて差し支えありません。

ポイントは「誰が亡くなったか」によって喪中期間が変わってくるというところです。

ただし前述したように、これらの喪中期間はあくまで一般論です。

地域によって多少差があり、喪中にしてはいけないことなど、決まりごとにも差があります。

地域のお年寄りはやはりその土地に長年住んでいますので、こういった決まりごとにとても詳しいです。

喪中期間が地域のお祭りなどにかかる場合はそれぞれの地域のお年寄りや葬儀会社に確認することをお勧めします。

地域によっては「ご両親が亡くなってもお祭りには半年経てば参加してもいいでしょう」というところも珍しくないです。

反対に「お父様が亡くなってまだ半年だからお祭りへの参加は遠慮した方がよろしいでしょう」という地域もあります。

あくまで一般論で目安ということを頭に入れてください。

その上で、この喪中期間にしてはいけないこととは何でしょうか。

また、喪中期間の方に対しどのように接すればいいのでしょうか。

喪中にやってはいけない行事とは?

喪中期間にしてはいけないことは、喪中の意味を考えれば自ずと答えが見えるはずです。

喪中は「故人を悼み」「静かに」「派手でなく」「喪に服する」期間ですから、派手なことやお祝いごとは避けるのが一般的です。

よく喪中だからと結婚式を延期することがあるのも、喪中はお祝いごとを避けるのが一般的だからです。派手な行動も慎むべきとされますので、賑やかな席や華やかな席も喪中の人は遠慮することになります。

ただしこの「遠慮」や「延期」にも程度があります。

例えば、喪中は確かに結婚式は避けられる傾向にありますが、どうしてもその日でなければ出席者の都合が合わないということであれば、喪中でも執り行われることがあります。

また、晴れやかな席も遠慮すべきとはいわれますが、どのくらいの席に対し遠慮すべきなのかは個人や地域の思考や価値観、因習によるところがあります。

喪中だからと飲み会すら遠慮するという人がいる一方、喪中でも参加するという人もいます。

どのくらいの席を晴れやかな席、お祝いごとの席と解釈するかは個人の判断によりますので「喪中だから宴会に参加しては駄目」「喪中だからどんな理由があっても絶対にお祝いごとは駄目」ということはありません。

まさにケースバイケースと言うことができるでしょう。

お祝い事だけでなく新年の挨拶も控えるべき?

喪中には新年の挨拶を控えるべきという考え方もありますが、これにも個人や地域の喪中に対する考え方が反映されるため、「絶対」というものはありません。

例えばAという地域では喪中期間は1年と考えていて、年賀状を遠慮して喪中はがきを送るとします。

対してBという地域では喪中は半年で、半年経てばお祭りにも参加し年賀はがきも通常通り送っているとします。

AとBそれぞれの地域に住んでいる人の間では「まだ喪中じゃないの?年賀はがきを送っていいの?」「もう喪は明けているのではないの?まだ喪中はがきを使うの?」という齟齬が生まれることでしょう。

けれど、喪中の期間の長さ自体に地域差や家族差があるわけですし、これは仕方のないことであるといえます。

おさらいとして喪中は、

  • お祝いごと(結婚式や華やかな席など)
  • お祭りへの参加
  • 賑やかな会への出席
  • 年始のご挨拶

はしてはいけないことであり、避ける傾向にあります。

ただし喪中の期間に差があり、華やかな席はどんな席のことかという解釈には個人差、地域差があります。

だからこそ自分にとってはタブーでも、相手にとってはOKなことがあります。

また、事情により避けるべきお祝いごとも執り行うことがあることを心得ておく必要があります。

では喪中の人に対してのタブーは?

ここまでは喪中の人のタブーについてのお話です。

今度は喪中の方に対してしてはいけないことがあるのか?というお話です。

喪中の方に対しては、お祝いごとや華やかな席に誘うことを遠慮するのが基本です。

相手は家族を亡くしたばかりですから、賑やかに騒いで笑いあう気持ちにはならないかもしれません。

まだ悲しみが癒えず心からお祝いを言えるような状況ではないかもしれません。

だからこそ喪中の方に対しては、お誘いを遠慮することが基本となります。

しかし、人間関係は難しいもの。やはり一人一人「華やかな席とはどんな席なのか」についての基準が異なります。

飲み会やちょっとした同窓会程度であればお誘いしても問題はないでしょう。

相手が乗り気でなければ無理強いせず、共に故人の冥福を祈るような気持ちでそっとしておくことも親切です。

ただし相手が特に気にしていないようであれば、お招きしても問題はありません。「喪中だから来ないで」という態度はかえって人間関係において失礼にあたりますので、相手の様子を窺いつつ誘うように心がけてください。

結婚式などは招待状を出す前に先に電話などで確認し、もし出席するということであれば招待状を出すようにするのがいいでしょう。

最後に

喪中期間は「誰が亡くなったか」、そして「地域や各家庭の考え方」により差があります。

基本的にお祝い事行事への参加やお祝い事行事の開催は喪中期間においてタブーではあるのですが、近年では一人一人の都合がなかなか合わないということもあり、喪中であっても開催されることがあります。

タブーではありますが、絶対に駄目ということではありません。

喪中の解釈は難しいところがあります。ポイントは「相手への気遣い」であり「強制するものではない」というところではないでしょうか。

宇都宮市民葬祭

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