今更聞けない七五三の基礎知識

日本には四季折々に合わせた様々な行事があります。

「どうしてその行事のかたちになったのか」

「どんな意味を考えて現在に繋がっているのか」

が、行事それぞれ異なっています。

また、日本で生まれた行事ではなく、海外で生まれ日本にやって来た行事もあります。行事は時代と共に数を増やし、日本人は現代風の味付けをして楽しんでいるところがあります。そう考えると、日本人はわりと行事が好きなのではないかと思ってしまいますね。

七五三も、そんな行事の一つです。「七五三」とは、子供の健やかな成長を祈る行事のことです。また、三歳、五歳、七歳まで健康に育ったことを感謝するための行事でもあります。各家で毎年行われる行事ではありませんが「欠かせない大切な行事」となっている七五三の基礎知識についてお話します。今更聞けない七五三の知識も、これを読めば、すっきり解決です。

七五三の由来と起源は?

七五三の起源は武家の行事であったと言われます。

三歳で「髪を伸ばしはじめ(髪置き)」、五歳で「はじめて袴をはき(袴着)」、七歳で「帯を使いはじめる(帯解)」

というかたちで、年齢に合わせて子供の成長と大人へのステップアップを祝っていました。昔は子供の死亡率が高かったため、「はじめて袴を身に着ける年齢まで無事に育ってくれた」「ああ、有り難い。帯を使いはじめる年齢まで生きてくれた」と、親子で神様に感謝し、生きている、成長している、この歳まで生きられたということを喜んでいたのです。

現在の七五三の「写真撮影、神社に参拝、家族(親族)でお食事」というかたちになったのは、江戸時代だったと言われます。もちろん当時は写真撮影をすることはできませんでしたが、子供に綺麗な着物を着せて神社にお参りをして親族で祝うという現代にとても近いスタイルで七五三を祝っていたようです。時代は流れて平成の世、大きくなった子供の成長の記録、そして、一族の節目として写真撮影が行われるようになりました。

時代が変わっても、七五三という行事の意味は「子供が無事に育ってくれたことへの感謝」「今後も健やかに育つこと」を祈る気持ちです。撮影と聞くと「高価な着物じゃなければいけない?」なんて思ってしまいますが、決してそうではありません。詳しくは後述しますが、七五三で一番大切なのは気持ちです。「お金をかけること=良いこと」というわけではありません。最近は写真屋さんやお食事できるお店で、七五三用のコースを用意しているところも増えています。お子さんの意見を聞きながら、どんな七五三にしたいか親子そろって考えてみてはいかがでしょう。

女の子は親以上に「綺麗な着物を着てみたい」という夢があるかもしれません。七五三の着物の色鮮やかな美しいものがたくさん出ています。母親と娘で一緒に着物選びに行くのも楽しいかもしれないですね。行事ではありますが、「楽しむこと」も大切です。お祝いですからね。

七五三の流れとは?お参りはいつ?

七五三の簡単な流れは、女子が三歳と七歳、男子が五歳(子供の年齢は、昔は数え年。現在は満年齢が一般的)の年に

  1. 子供に着付けをして写真撮影をする
  2. 神社にお参りに行く
  3. お祝いの意味で食事会をする

という三つのステップで成り立っています。とはいえ、必ず全てをしなければならないわけではありません。写真撮影の順番が込み合っていたため予約が取れず、神社にお参りだけを済ませて撮影は後日というお宅もあります。また、食事会をしないお宅もあります。食事会で、どこまでの範囲の人を呼ぶかも、地域によってかなり異なっています。千葉県や茨城県は他の県よりも七五三を盛大に祝う傾向があるのは有名な話。このあたりは地域差もありますし、各家庭の事情にもよります。「こうするべき」という決まりはありません。それぞれのお宅の都合に合わせて順番を入れ替えたり、日付をずらして行ったりしてもまったく問題ありません。

また、七五三の日付に関しても、特に決まりはありません。一般的に11月にお祝いするお宅が多いようです。これはなぜかというと、七五三が現在のようなかたちになった江戸時代の将軍が11月15日にお祝いしていたからなのです。11月頃に七五三をすることが多いのは、こうした昔の偉人のお祝いにちなんだという理由があります。

大安吉日でもいいですし、子供の誕生日を考えて祝うのもいいでしょう。
事業を営んでいるお宅では、家業にちなんだ神様のお祭りや、その神様を祀る神社の祝いに合わせて七五三をすることもあります。子供や御両親、親族の都合を考えて七五三を祝ってください。五歳と七歳の子供がいれば、兄弟姉妹そろって七五三をすることも可能です。このあたりも、家族で話し合って決めるといいでしょう。

七五三自体には、特に厳しい決まりはありません。ただ、神社へのお参りや写真撮影はぎりぎりではなく、先に問い合わせを行い、余裕を持って予約を取るようにしましょう。

お参り先の神社やお祝いのお礼は?

お参りする神社は、地元の神社でも遠方の神社でも問題ありません。ただし、子供の負担や交通の便を考えて地元の神社にお参りする方が多いのが現状です。人気のある神社だからではなく、子供の成長を感謝しこれからの健康を願うことが重要なのですから、どこの神社にお参りするかはあまり重要なことではありません。家族や子供の話を聞いて決めましょう。

神社によってはホームページに七五三の告知などを出すことがあります。神社に問い合わせると七五三のお参りについて教えてくれますので、気になる神社にはいきなり七五三祝いで足を運ばず、事前の確認をしっかりしておきましょう。「今日は神社の都合で本殿が使えません」なんてことがあったら、せっかくの七五三ががっかりの結果になってしまいます。

地域や人によっては、七五三祝いにお金を包んでくれることがあります。
七五三のお祝いにお礼は基本的に必要ありません。ただ、お菓子などをお礼に包む方が多くなっているという現状です。お礼を渡すなら、いただいた金額の1/3~を目安にするといいでしょう。

最後に

七五三の由来や流れ等の今更聞けない基本的な知識についてお話しました。日本は季節を大事にする国です。季節には、色々な由来を持ったたくさんの行事があります。行事にお金をかけることが大切なのではなく、どうしてそんな行事をするようになったのかを理解し、心を豊かにすることはでないでしょうか。

七五三について、お子さんやお孫さんと色々話してみてください。きっと、お子さんの心が七五三に着物のように、色鮮やかになるに違いありません。

宇都宮市民葬祭

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