栄養満点!夏野菜を使ったおすすめレシピ10選

夏の畑からは青々としたピーマンや艶々した茄子がたくさん収穫できるという印象や、
家庭菜園の側を通ると、真っ赤になった美味しそうなトマトがぶら下がっているという印象はありませんか?

夏は行楽の季節でもありますが、お野菜がとっても美味しい季節でもあるのです。特に夏に収穫できるお野菜は夏に必要な栄養を凝縮した、まさに栄養の塊です。そんな夏のお野菜でたっぷり栄養がとれるレシピを10厳選してご紹介します!

夏野菜たっぷりの料理を食べれば、夏バテや夏風邪も吹き飛ばしてしまうかも?

郷土料理で夏バテ防止!

山形県の郷土料理「だし」

近年はコンビニでも購入できる山形県の伝統料理である「だし」。
「だし」というと出汁醤油やだしの素などを連想しますが、山形の「だし」と呼ばれる料理は夏の定番料理の一つなのです。しかも作り置きでき色々な料理に使えるという嬉しいポイントもあるのです。

作り方は簡単で、キュウリ、ナス、オクラ、ミョウガ、大葉、生姜、水で戻した昆布などをみじん切りにして麵汁と和えるだけ。お好みで塩なども少々入れて味を調えてください。たったこれだけですが夏の定番の野菜を満遍なく使った栄養価の高い料理が完成します。完成した「だし」はご飯にかけて食べたり、冷奴に添えたりします。食欲のない時にものど越しが良いため大活躍しますよ。

宮城県の郷土料理「味噌のしそ巻き」

もう一つ、お手軽に作ることができる郷土料理が、この「味噌のしそ巻き」です。
味噌に小麦粉と砂糖を入れて味を整えて一晩寝かせ、その寝かせたお味噌を青いしその葉で巻いて揚げ焼きにするだけという簡単な料理です。仙台味噌を使うのが本来のレシピなのですが、普通のお味噌でも十分美味しいご飯のお伴になります。

もう一品欲しい時に!

夕飯の支度を終えてみて「もう一品欲しいな」と思うことはありませんか。そんな時は手軽に追加できる簡単料理がお勧めです。

「トマトと豚肉の炒め物」

豚肉を購入しても全部使わずに残ってしまうことがありますよね。そんな時はトマトと一緒に食べやすい大きさに切って炒め物にしてみてはどうでしょう。豚肉とトマトを一緒に料理することにより、夏の疲労を回復させる栄養効果も期待できるのです。

豚肉は塩コショウでさっと下味をつけておき、お好みで片栗粉も使ってみてください。簡単に炒めたらトマトを投入し、風味付けとしてニンニク(チューブのものでもOK)を入れたら完成です。

「塩昆布キュウリ」

もとても簡単です。キュウリを食べやすい大きさにスライスし、布巾などでよく水分をとっておきます。そこにスーパーなどで売っている塩昆布をぱらぱら入れて和え、仕上げに胡麻油でさらにさっと和えるだけで完成です。白胡麻を振りかけても風味がよくなりますよ。

収獲した野菜を一気に!

家庭菜園や畑を作っている人にとって、夏は一気に野菜を収穫できる季節でもあります。その日に食べる分だけ収獲できればいいのですが、夏はお日様の輝く季節ですから、早朝に食べごろの野菜を収獲したばかりのはずなのに、夕方になるともう食べ頃のトマトがたわわに・・・という事態になりがちです。夏野菜は美味しいけれど、どんどん食べ頃の野菜が収穫待ちの状態だと困ってしまいます。そこで、「簡単」「たくさん」お野菜を使えるレシピをご紹介します。

「トマトのリゾット」

小腹がすいた時に夏野菜の代表格であるトマトをお手軽に食べることのできるレシピです。「夏に食べたいトマトのリゾット」!リゾットはコツさえ掴めば簡単なお料理ですから、お昼にお子さんと一緒にちょっと食べたいという時に抜群なのです。

まず、トマトはプチトマトでも大きめのトマトでも構いませんので、食べやすい大きさに切っておきます。トマトの皮が気になる人はあらかじめ湯剥きしておきましょう。ご飯は炊く前のご飯ではなく、余り物のお冷ご飯でOKです。切ったトマトを暫く中火で加熱すると水分が出ますので、そこにお冷ご飯を入れます。ご飯にとろみが出たらとろけるチーズと塩コショウで味付けして完成。トッピングに枝豆などを添えても綺麗ですよ。

「トマトシャーベット」

トマトのシャーベットはとっても簡単です。トマトを洗って大鍋で煮込みます。はちみつやざらめ、レモン汁に味を調えトマトの形がほとんどわからなくなるまで煮るのがポイントです。この煮込んだトマトを容器で冷まし、冷凍庫に入れておくだけ。仄かな甘さの中にレモン汁とトマトの酸味が美味しいさっぱりシャーベットの歓声です。トマトは一気に収穫できますから、このようなシャーベットにしておやつとして活用するのもお勧めです。

お昼に嬉しい!

大量に収穫できるトマトでもう一品、お子さんのお昼にぴったりの料理をご紹介します。

「トマトうどん」

一見してパスタに見えてしまう「トマトうどん」。こちらも簡単ですがうどんなのでお腹にたまります。ヘルシーさとお野菜の栄養を同時に求める女性にもお勧めできる一品です。

茹でたうどんと角切りにしたトマトを用意します。麵汁にカボスまたはユズの果汁とオリーブオイルを適量入れます。うどんにトマトを飾ったら、後は麺汁をかけるだけ。とっても簡単です。お好みでさっと塩茹でしたオクラの輪切りやパプリカを載せてもOKです。

「夏野菜うどん」

続いては、夏野菜うどんの作り方です!
ナス、キュウリ、ミョウガなどを短冊切りにします。ナスはあくを取るため、切った後に塩水で簡単に揉み洗いし、その後さらに水洗いします。水洗いが済んだら、ミョウガやキュウリと一緒に軽く塩揉みしてしんなりさせておきましょう。うどんを皿に盛りつけたら、塩揉みした野菜の水をよく切って適量載せます。他には大場や食べやすい大きさに切ったトマト、さやから剥いた枝豆などを添えると綺麗です。後は麺汁をかけてでき上がり。麺汁は市販の汁でOKです。お好みで梅干しやマヨネーズを添えても美味しいですよ。

「夏野菜のうどん」のうどんも「トマトうどん」と作り方が似ていますので、片方をマスターしたらもう片方も簡単に作ることができるはずです。具材が違いますから、ローテーションでお子さんのお昼ごはんにしてしまうのはどうでしょう。

肴に!

「夏野菜カルパッチョ」

スーパーでお刺身を購入し、パプリカやキュウリなどの夏野菜を千切りして刺身のツマのように彩りよく並べます。夏野菜のツマの上にお刺身を並べて好みのドレッシングをかければあっという間に「夏野菜カルパッチョ」の完成です。時間のない時や簡単な一品で晩酌したい時にちょうどいい料理です。お刺身と一緒に野菜もたくさん食べることができますので、お子さんの野菜嫌い克服料理にも向いています。

「ミョウガの和え物」

「ミョウガの和え物」もおつまみにぴったりの一品です。キュウリを薄くスライスし塩もみしておきます。同じくミョウガも薄くスライスしたら、種を抜いて潰した梅干しと和えます。これで終了です。簡単な料理ですがさくさくした歯ごたえとすっきりした梅の酸味が絶妙で、夏の夜の晩酌にぴったりの料理です。

最後に

夏は野菜の宝庫ともいえる季節です。また、季節の野菜はその時期に必要な栄養をたっぷり内部に溜め込んでいますから、夏バテ予防にも持ってこいの食材です。今回は野菜を美味しく食べられるお料理だけでなく、応用でき、しかも簡単なものを中心にご紹介しました。

夏休み満喫中のお子さんのお昼ごはんに悩んでいるお母さんだけでなく、一人暮らしの新卒社会人や大学生でも手軽に作れるメニューです。ぜひ、試してみてください!