梅雨到来!部屋干しでも素早く乾かす方法

雨の日が続くと洗濯物が乾きにくく困ってしまいます。
部屋干しすると部屋が湿気たり洗濯物のニオイも気になります。

部屋干しでも早く乾かせる方法はあるのでしょうか?

洗濯ものが早く乾く条件

洗濯ものは、湿度が高く風がないと乾きにくく、温度が低くても早く乾いてくれません。
もちろん雨だと乾きにくく晴れた日はすぐ乾くので、太陽の力も大きいといえます。

洗濯物の乾く条件は高い温度と、風と太陽の光といえそうです。
この条件に近い環境を作れば良いわけです。

風通しの良い環境づくりと干し方の工夫

お風呂の窓を開けて水を抜き、水気をふき取った後、換気扇をかけておくか、扇風機を回して洗濯ものを乾かします。お風呂の設計は湿気が取れやすくできています。
お風呂が乾燥室になっている場合は、それを使うとよいですが、設備がない場合でも一番乾きやすいのがお風呂です。

干し方については、例えばバスタオルを干すのにも、ロープにかけて半分に折って干すよりも、端だけ洗濯ばさみでとめて干す方が早く乾きます。
ブラウスやTシャツなどを早く乾かすには、木のハンガーなどの太くて厚いいものを使うとハンガー内に風が通りやすくなります。

ズボンやフード付きのトレーナー、衿のあるブラウス、靴下なども厚い部分を下向きにして干した方がだんぜん早く乾きます。
また、裏向けて干すと、縫い目の厚みが風にあたりやすく乾きやすくなります。

角型や長方形のハンガーを使って洗濯ものを乾かす場合は、長いものと短いものを交互に干すと風通しがよくなり、乾きが早くなります。

突っ張り棒の利用

100円均一などで売っている突っ張り棒は軽いものを干すときに便利ですが、トイレにつけておくと、トイレのタオルやマットを干すと乾きやすく、便利です。
洗面所などにも突っ張り棒をつける場所があれば、ハンカチやストッキングなどの小物がすぐに乾きます。

温度を上げて乾かす。

夏の暑い日はすぐ乾きますが梅雨時はアイロンで、暑さ環境を作りましょう。
洗濯ものが生乾きの段階でアイロンをかけると、シワもよらず、霧吹きもいらず、おまけに嫌なにおいがすることもなく仕上がります。

干しっぱなしは最悪・5時間で乾かす

いつかは乾くだろうと家のあちこちに洗濯物をかけた状態にしておくこと、湿気が湿気を呼び、洗濯ものの嫌なにおいの原因になってしまいます。
あらかた乾いたからとカーテンレールなどに掛けがちですが、カーテンはマメに洗っていないと汚れやにおいが付いており、洗濯ものに移ってしまいます。
それに壁や窓ぎわよりも、意外と部屋の真ん中の方が空気が流れていて乾きやすく、汚れが付くこともありません。

雨の日はベランダに干しても湿度が80%もあり、乾きにくく、かといってリビングに干すのはおすすめできません。
人が生活している所は、汗や体温、調理の蒸気などで意外にも湿度が高いからです。

部屋干しする場合は、リビングや寝室などは避けるようにしましょう。

小雨の場合はベランダで干し、雨が降ってきたらお風呂で干し、ある程度乾いたらアイロンで乾かすといった一連の方法で5時間程度で洗濯は乾きます。

洗濯干しグッズやアイデアを取り入れて乾かそう。

ホームセンターや、100円均一ショップなどを回ってみると、洗濯もの干し用のグッズが色々売られています。
鴨居に取り付けて使うタイプやハンガーホルダーなど、自分に適しと物を使うと案外早く乾きます。

その他にも、洋服全体に風が通りいやすいように作られた8の字ハンガーや、服を広げて干せる平干しネットなどもあります。

どうしてもすぐ乾かしたいときは?

急いで乾かしてそれを着て外出したい場合は、ドライヤーを使えば早く乾かすことができます。

・湿った服などをバスタオルに包み上から軽く踏むと水分がバスタオルに移り、乾きが早くなります。

・洗濯ものをグルグル回すと手動の乾燥器のような効果があり早く乾きます。
二の腕の運動にもなるので、二の腕のタルミに悩んでいる人にはおすすめです。

・洗濯ものを一度脱水した後、再びバスタオルにくるみ、脱水機にかけると早く乾きます。

・ハンモックを使って、部屋の空間に干すと効率よく乾かせます。

間違った部屋干しで衣類ににおいがついてしまった時の対処方法は?

においの原因は、次ぎのような状態のまま部屋干ししたからかも知れません。

①乾くまでに時間がかかり雑菌が繁殖してしまった。
②衣服についた汗や皮脂がキレイに落ちていなかった。
③洗濯物を詰め込み過ぎて洗ってしまった。
④靴下などニオイのきついものと一緒に洗ってしまった。
⑤脱水をかけたまま放置していた。

対処法は、酸素系漂白剤をお湯に溶かし、洗濯物を20~30分付けおきして、その後ふつうに洗濯します。
または、薬局などに売っているミョウバンをよく溶かして、洗剤を入れずにすすぐとにおいがとれます。

洗濯ものを早く乾かし美しい仕上がりを手に入れるコツ

①汚れたらできるだけ時間を置かずに洗う。
時間が経てば経つほど汚れが落ちにくく、まとめて洗うと洗濯ものを干すスペースがなくなり、乾きにくい上においが残ります。
洗剤や水は確かに使いますが、長い目で見れば衣服のためには良いと言えます。

②汚れのひどいものは洗濯機に入れる前に別洗いする。
靴下や、枕カバーなどニオイが付いたものをいっしょに洗うと、他の衣類までにおってしまうことがあります。
湿度の多い時期は特ににおうため、手洗いしてからいっしょに洗いましょう。

③型くずれやシワを防ぎながら短時間で乾かそう
洗いジワがついてしまうとなかなか取れません。
昔ながらのおばあちゃんの洗濯方法に学び、干す前に、パタパタとはたき、手でパンパンとシワを取っておきましょう。
ちょっとしたことで乾きが早くなり、型くずれも防ぐことができます。

④部屋干し用の洗濯剤を使う
生乾きのににおいを防ぐ除菌や抗菌効果のある洗剤を使い、柔らかな香りのする柔軟剤をもちいます。

まとめ

部屋干しでも素早く洗濯ものを乾かすには、風通しがいいところに干して、アイロンなどを使い効率よく乾かすことです。
家中洗濯ものだらけといった状態を防ぐためには、汚れものはためないでマメに洗いましょう。

一工夫して梅雨の季節を乗り切りましょう。