お墓を購入する際の流れと墓地を決めるポイント

お墓は代々の一族が眠る大切な場所です。同時に、何時か自分や家族も眠る場所になります。

お墓を選ぶのなら「長い月日、守るもの」「何時か眠る場所」「一族の象徴」として捉えることが重要です。出先で喉を傷めてのど飴を購入するとしても、皆さんは味やカロリーなど、自分の好みや食べきることが等を考えるはずです。お墓はさらに長い年月ともに在るものですから、出先で買う飴玉や雑貨よりもさらに慎重に、厳しい視点で購入することが必要です。

お墓を購入する流れと墓地を決めるポイントについて解説します。これを読めば「お墓の購入ははじめて」「我が家には墓地がない」という方も大丈夫です。具体的に購入時期が決まっていなくても、いざ購入という時に困らないように、ポイントを簡単に覚えておきましょう。

お墓購入の流れとは?それぞれの注意点

お墓の順番は次のような順番で行われます。ただしこれはあくまで基本的な「よくあるパターン」であり、これ以外の流れで行われることもあります。

① 埋葬形態を決める・家族でお墓購入後のことを決めておく

家族一人が入るお墓を買うのか、家族全員が入るお墓を購入するのか。夫婦だけのお墓にするのか等。昔はお墓を購入すれば家族が入ることが基本でした。しかし近年は夫婦だけの墓(夫婦墓)や、従来のような家族が入るお墓(家墓)、自分一人のためのお墓(個人墓)など、誰が入るかといったお墓の形態も様々です。

高野山などの一部の寺院では企業墓なども存在しています。「誰が入るお墓」なのか、「誰がお墓を守っていくのか」を決めておきましょう。後のお墓トラブルや親族間の揉め事を無くすためにも重要なことです。

②お墓をどこに置くか決める

お墓を設置するためには土地がなければいけません。「購入したお墓をどこに設置するか」について決めます。

お墓を建てたいと思っても、一般の土地を購入しいきなり墓地にしてしまうことはできません。住宅街に宅地などの地目で売り出されている土地を購入するのではなく、「寺院」「公営墓地」「民間の霊園」の三つの中からどの土地にするか検討しましょう。

土地を決める上で考えなければならないのは、土地を用意するためには費用が必要であるということ。墓地の土地は購入という名目であっても、一般の宅地などのように売買するわけではなくあくまで墓地用の土地として貸す(永代使用)ことが基本となります。借りるわけですから、自分が永代使用するために借りた墓地用の土地を勝手に転売することはできません。

また、墓地用の土地にお墓を建てた後は寺院や公営墓地、民間霊園に関わらず管理費やお布施が必要になります。普通の家や家用の土地とは勝手が異なると覚えておくといいでしょう。わからないことがあれば墓地の土地管理者(霊園の管理者である自治体や寺院)に問い合わせ、疑問点をすっきりと解消しておきましょう。

なお、寺院によっては墓地がない場合もあります。「この寺院にお墓を建てたい」という希望がある場合は、その寺院に墓地があるのかどうかを確認しておくことをお勧めします。

③お墓を購入する石材店を決める

寺院の墓地にするのか、それとも霊園や公営墓地にするのかという土地問題が解決し土地の管理者に話を通したら次にお墓を購入するお店を決めましょう。

土地探しと並行して行ってもいいのですが、土地によりそれぞれ条件が異なる場合があるため、同時並行で土地と墓石店を探しながらでも、先に土地の方に決着をつけた方がその後のお墓購入がスムーズに進みます。いざ石材店を決めて墓石の見積もりも出してもらい、契約という段になって土地が狭すぎ希望のお墓を建てることが難しいことがわかった等の問題を防ぐことができます。

お墓の形をある程度決めておきお墓の大きさや形に合わせて土地を決めてもいいですが、その場合は購入に踏み切る前に時間を置いて土地の使用について契約をして、またお墓購入の方に戻すようにするといいでしょう。

石材店は自分が希望する石材やお墓の形を扱っているかどうかだけでなく、お店の人の専門的知識や態度についてもよく観察してください。

お墓は高い買い物です。長い間使うものです。お店の人の適切なアドバイスと専門的な知識を借りることができれば、その分だけお墓購入の失敗リスクが減ります。

④お墓の形を決める・費用の相談・購入

石材店を決めたら、今度はお墓の形や石を決めます。大体の希望を伝えたら、お墓の強度や金額について確認し、見積もりを出してもらいましょう。お墓へのこだわりも大切ですが、費用面も大切なことです。家族でよく話し合い、お墓ことで確執を生まないように注意し、家族が納得できた段階で購入に踏み切りましょう。

お墓といえば長方形が一般的のような印象がありますが、近年は色々な形のお墓が登場しています。中には自分の趣味や好みに合わせてゴルフボール型やバレーボール型、音符やハートなどにオーダーメイドしてもらうこともあります。こういった形にこだわりたい場合は石材店を決める段階で「オーダーメイド可能か」「どのくらいのオーダーメイドができるか」を確認しておくことが必要です。墓地の管理者側にも大きさや形について確認しておくとトラブルになり難いです。

墓地の土地選びのポイントとは

お墓を建てる土地には「寺院」「公営墓地」「民間の霊園」の三つがあるとお話しました。この三つの土地のどれを選んでも、毎年「管理費(寺院などでは「お布施」の場合も)」が発生するので注意が必要です。管理費はアパートなどの共益費のようなもので、このお金で土地の共用部分の整備や掃除、上水道の費用などを捻出しています。

金額的な目安としては、公営墓地では数千円から一万円、民間の霊園で数千円から二万円程度、寺院の墓地で数千円から三万円程度が目安になります。この金額が毎年必要になることを覚えておきましょう。

毎年の支払いが少ないことも重要ですが、その他の「お墓参りしやすい立地か」なども考えて選ぶことが必要です。毎年の支払いが安いからといって遠方の墓地を選ぶと、お墓参りの交通費でかえってマイナスになる可能性もあります。

最後に

お墓の購入は長い目で見て決める必要があります。なぜなら、お墓は長い年月、家族で守っていかなければならないものだからです。家族が反対しているのに購入すると家族の中に確執を生みますし、独断で購入してしまっても子孫が墓守という負担に嘆くことになります。家族が眠る場所だからこそ円満に、そして家族が望んで購入することが必要なのではないでしょうか。自分だけでなく家族が気持ちよく手を合わせることができることが望ましいはずです。

お墓を購入する流れは大体1~4となります。ただし進め方によっては順番が前後することや、3と4を一緒に行うこともあります。もしお墓選びやお墓の土地など、お墓関係のことで疑問があれば石材店や地元の葬儀店などが強い味方になってくれます。不安や疑問があったら後回しにせず、その都度きちんと確認することでお墓選びがよりスムーズになることでしょう。

宇都宮市民葬祭

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